私がキッチンの水栓トラブルに見舞われたのは、築15年の分譲マンションに住んでいたある週末のことでした。洗い物をしていると、シンクの縁にいつも水たまりができていることに気づき、最初は水ハネだと思って拭いていたのですが、拭いても拭いてもすぐにじわじわと濡れてくるため、よく観察すると蛇口の根元から水が湧き出していることが分かりました。ネットで調べるとパッキンの劣化が原因らしいということで、日曜大工が趣味の夫に頼んで修理してもらうことにしました。夫は自信満々でホームセンターに行き、汎用のパッキンセットを買ってきて作業を始めましたが、ここで問題が発生しました。我が家の水栓は少し古い海外製のもので、買ってきたパッキンが微妙にサイズが合わず、さらに分解しようとしたナットが水道水のミネラル分で固着していて全く回らなかったのです。夫が無理やり力を込めてレンチを回した瞬間、「バキッ」という嫌な音がして、なんと水栓の根元に亀裂が入ってしまいました。こうなるともうパッキン交換どころではなく、水栓自体を交換しなければなりません。慌てて水道業者に電話をしましたが、週末ということもあり到着まで時間がかかり、その間は台所が使えず大変不便な思いをしました。結局、業者の提案で国内メーカーの最新のシングルレバー水栓に交換することになり、費用は部品代と工賃で5万円ほどかかりました。業者さん曰く、「15年経っているなら最初から交換を選んだ方が安上がりだったかもしれませんね」とのことで、中途半端に自力で直そうとしたことが裏目に出た形となりました。この経験から学んだのは、古い設備の修理はプロに任せるのが一番安全だということと、無理なDIYはかえって高くつく場合があるという教訓です。もし同じような状況の方がいたら、まずは水栓のメーカーと型番を確認し、10年以上経っているなら交換を視野に入れてプロに相談することをお勧めします。
台所の水漏れトラブル体験談と解決策