DIY挑戦記お風呂の蛇口を自分で交換してみた
我が家の風呂場の蛇口が、ここ数ヶ月、ポタポタと水漏れするようになった。最初は気にならない程度だったのだが、次第に頻度が増し、水道代も心配になってきた。業者に頼むことも考えたが、費用を少しでも抑えたいという気持ちと、もしかしたら自分でできるかもしれないという好奇心から、DIYでの蛇口交換に挑戦してみることにしたのだ。まずは情報収集から始めた。インターネットで「風呂 蛇口 交換 方法」と検索すると、たくさんの解説サイトや動画が見つかった。必要な工具はモンキーレンチ、シールテープ、そして新しい蛇口本体。ホームセンターで一式揃え、いよいよ作業開始だ。最初に必ず行うべきは、水道の元栓を閉めること。これを忘れると大惨事になることは、どの解説でも強調されていた。古い蛇口を取り外す作業は、思ったよりも力が必要だった。長年の水垢やサビで固着しており、レンチを回す手に力が入る。壁側の接続部分を傷つけないように慎重に作業を進めた。ようやく古い蛇口が外れた時には、すでに汗だくだった。次に新しい蛇口の取り付けだ。説明書をよく読み、接続部分にシールテープを時計回りに巻き付ける。これも水の漏れを防ぐための重要な工程らしい。新しい蛇口本体を壁の配管に取り付け、モンキーレンチで締め付けていく。締め付けすぎると配管を傷める可能性があるため、力加減が難しい。慎重に、しかし確実に固定していく。取り付けが終わったら、いよいよ元栓を開ける時だ。ドキドキしながらゆっくりと元栓を開け、蛇口の接続部分から水漏れがないかを確認する。幸い、水漏れはなかった。蛇口を開けてみると、スムーズにお湯と水が出てくる。ポタポタと滴り落ちていた水滴もなくなり、静かな浴室が戻ってきた。作業時間は約2時間。予想以上に大変だったが、無事に交換できた時の達成感は格別だった。費用も業者に頼む場合の半分以下で済んだ。もちろん、誰もが簡単にできる作業ではないかもしれない。特に配管が古い場合や、特殊なタイプの蛇口の場合は、専門業者に任せるのが賢明だろう。しかし、工具の扱いに慣れていて、手順をしっかり確認すれば、DIYでの交換も十分に可能だと感じた。今回の経験は、私にとって大きな自信になった。