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私の賃貸洗面所下水臭との格闘記

都内の賃貸マンションに引っ越してきて半年ほど経った頃、ある朝、洗面所に入ると「もわっ」とした、なんとも言えない嫌な臭いが鼻をつきました。最初は気のせいか、一時的なものかと思いましたが、その臭いは日を追うごとに存在感を増していきました。明らかに下水のような、ドブのような臭いです。特に、朝起きた時や、しばらく家を空けて帰ってきた時に強く感じる気がしました。これは放置できないと思い、まずはインターネットで「洗面所 下水臭い 賃貸」と検索。すると、排水トラップの封水切れや、排水管の汚れが原因であることが多いとわかりました。早速、洗面台の下の棚を開けて排水管を確認。S字トラップはちゃんとあるようです。もしかして封水が切れているのかもと思い、しばらく水を流しっぱなしにしてみました。これで解決すると期待したのですが、残念ながら臭いは消えません。次に試したのは、ドラッグストアで購入したパイプクリーナーです。説明書き通りに排水口に流し込み、数時間放置。その後、大量の水で洗い流しました。これでどうだ!と思いましたが、一時的に臭いが弱まった気はするものの、根本的な解決には至らず、翌日にはまた元通りの臭いが漂ってきました。これは自分の手には負えないかもしれないと感じ、いよいよ管理会社に連絡することに。電話で状況を詳しく説明すると、「一度、業者に点検させます」とのこと。数日後、約束の時間に水道業者の方がやってきました。洗面台の下を覗き込み、排水管を分解して点検を開始。すると、業者の方が「ああ、これですね」と指差したのは、排水トラップと床下の排水管をつなぐ部分のパッキンの劣化でした。古いパッキンが硬化して隙間ができており、そこから下水の臭いが漏れ出していたようです。業者さんは手際よく新しいパッキンに交換し、排水管を元通りに組み立ててくれました。作業時間は30分ほど。修理が終わると、あれほど悩まされていた下水の臭いが嘘のように消え去りました。費用はもちろん管理会社持ち。もっと早く連絡すればよかったと、少し後悔もしました。賃貸でのトラブルは、抱え込まずに早めに相談するのが一番だと痛感した出来事でした。

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